ニューボーンフォトとは?
新生児期に撮る赤ちゃんの記念写真のことを言います。
西洋では、家族や友人に無事に出産したことを報告するため、生まれたての赤ちゃんの写真を載せた出産報告ハガキを送る習慣があり、ニューボーンフォトの撮影文化が普及しました。
赤ちゃんが成長する前の肌質や無垢な表情は多くの親御様にとって特別な思い出になるお写真です。

セルフニューボーンフォトとは?
ご両親がご自宅にてお手持ちのカメラやスマホで気軽に行える撮影スタイルです。
うつ伏せや頬杖ポーズは赤ちゃんにとって
危険なポージングになりますので、カゴの中で仰向けになっての撮影をおススメいたします。

生後何日までに撮る?
一般的には生後3週間までと言われています。新生児特有のシワ感やフニャッとした柔らかい質感が残せると良いです。3週間を過ぎると乳児湿疹が出やすくなったり入眠しづらくなる事で撮影時に泣いてしまったり動き出したりで撮影しづらくなります。

なぜニューボーンフォト撮るの?意味は?

ニューボーンフォトは赤ちゃんらしいふっくら
プニプニした肌感になる前の新生児らしいふにゃっと柔らかい可愛いらしい姿を残すお写真です。
『お宮参り』『100日祝い』『ハーフバースデー』など成長を祝うイベントとして撮影される方も多いですが

出産後慌ただしい毎日で記憶がないというお母様も多く新生児の時期のお子様の姿を思い出させてくれる良い機会になるでしょう。

危険なポージングとは?

頬杖やうつ伏せのポーズは難易度が高いポージングになりますので、ご希望される方はプロのフォトグラファーに撮影を依頼される事を推奨します。

特に頬杖のポーズは画像を合成させ作られる事も多く自力でポージングする事は難しいとお考えください。

うつ伏せの場合は慣れないポーズの為、赤ちゃんが泣いてしまったり口が塞がり呼吸ができなくなる可能性もあるのでセルフで撮影するのは難しいです。

セルフニューボーンフォト王道スタイルとは?

赤ちゃんが落ち着きやすいよう体制を固定できるカゴに仰向けになって入るのがベスト。カゴの周りに本人を引き立てる花や草を添える。衣装はお包で巻くのは初めてのお母様には難しいのでロンパースなどの衣装がベターかと思います。以上のセットをベースに各種小物を添えてあげてください。

撮影の手順

ニューボーンフォトセットの準備
室温は少し暖かめ28℃ぐらいに

沐浴

授乳

※ミルクは欲しなくなるまで与えてあげる方が良い

衣装へ着替え

収まりの良い体制で置いてあげる

撮影

後片付け

※要所要所刺激も与えてしますので起きてしまわれるかと思います。

カゴに置いた時点で起きていても、その内に眠られると思うので

撮影しながら寝かしつけてもらえれば良いかと思います。

お包みの巻き方
ニューボーンフォト用170cm×40cm程度の布を用意。

座ったお母様の膝の上に布を敷く

布の上に仰向けになるよう赤ちゃんを寝かせる

赤ちゃんの両腕を体の両側に添え、その後、布の両角を交差するよう赤ちゃんを覆います。

足元の角を軽く足の下に折り込む、反対の角も同様に

最後に残った布を赤ちゃんの背中に巻き込んで固定します。

※お包みは赤ちゃんが自由に動ける程度にゆるめに行うことが望ましいです。

ニューボーンフォトのライティングについて

ニューボーンフォトにおいてライティングは重要です。

適度に影がある事でお写真に立体感が生まれます。

お勧めはお部屋の電気を消して自然光で大きな窓を側面に籠=赤ちゃんを配置してください。

お顔の影が右から左へ緩やかにグラデーションするイメージです。

お写真の明るさは撮影後に写真加工ソフトで露出(明るさ)を調整すると良いでしょう。

直射日光だと陰影が強く凛々しい男性的なイメージ

レースのカーテンなどで光を和らげてあげるとフンワリ優しいお写真に仕上がります。

※レースのカーテンでも陰影が強い場合はお部屋の電気を調整して影の出方を弱めてください。

※明るく撮影しようと正面からお部屋のライトを当てるとノッペリした鈍い明るさになる事があります。

画像加工ソフトが使えない人などケースによっては正面から当てる事もありますが基本は斜め横ぐらいから

お子様を照らすと良いとお考え頂けると良いでしょう。

お化けライトにならないよう
写真はライティングの例です。

左側は陰影が強く、右側は柔らかい陰影が出ています。○×で表現されていますが、お写真のセットイメージでは評価は正しいかと思います。ただ、セットイメージが暗くて渋いお写真であれば左のように影を出しても良いかと思います。

※ただ顔の下からライトを照らすようなお化けライトにならないよう暗いお写真でもグラデーションの付け方は気を付けましょう。

赤ちゃんが泣き止まない時は

・お腹が空いてないか?

・オムツが汚れていないか?

・寒くないか?

・苦しい体制になっていないか?

※お腹の中にいた時のような丸まった体制を意識する
以上を確認してみる。

・BABY SHUSHER

ニューボーンフォトグラファー愛用。

赤ちゃんが眠ってしまうお母さんの胎動音が流れるスピーカー。暖かいお部屋で胎動音を流しながらお包を巻いてあげるとお腹にいた時を思い出しリラックスして寝やすくなります。

・哺乳瓶の口

おしゃぶりよりも普段飲み慣れている哺乳瓶の先の方が吸いやすく泣き止むケースが多いです。ミルクは出てきませんがおしゃぶり代りに吸って落ち着いた時に外して撮影できます。

お写真のイメージは画像加工をする事で大きく変わります。こちらのページではスマホで簡単に編集できるアプリや方法を紹介しています。